【FXの基礎知識】ダウ理論をわかりやすく解説②!

FXで稼ぐために必要な知識

前回は相場の基本原理原則3のダウ理論6つのうちの2つを勉強しましたね!

今回は引き続き、ダウ理論の3つ目と4つ目をまとめていきたいと思います。

ダウ理論はチャールズ・ダウさんが相場の値動きの6つの法則を提唱したものでした。

1つ目は『相場は全ての事象を織り込む』、

2つ目は『トレンドには3種類ある』、

ダウ理論の3つ目と4つ目

それではダウ理論の3つ目から見ていきましょう。

主要トレンドは3段階からなる

主要トレンドは3段階からなるとダウさんは提唱しました。

この3つ目のダウ理論を理解する前に、

『市場が織り込み済み』という言葉について理解する必要があります。

『市場が織り込み済み』とは、金融経済用語で、

既に経済指標や企業業績などのニュースについて、相場に反映されていると考えることです。

たとえば、アメリカの政策金利の引き上げがなされると普通はドル円が値上がりします。

ですが、事前にアメリカの政策金利の引き上げが濃厚であるとニュースなどで報道されると、

いざ、アメリカの政策金利の引き上げが確定したところで、値上がりはするかもしれませんが、

想定通りなので、想像以上に値上がらないといった事態になります。

これは、ニュースなどの情報によって市場が織り込み済みであると言えます。

ファンダメンタルズ要因で値が動く場合は、想定外の事態が起きた方が市場が混乱し、

値動きが激しくなります。

市場が織り込み済みの情報通りになったとすると、値動きに期待はできません。

平たく言うと、ハードルが上がってしまったことにより、みんな驚かないということです。

ですが、逆に、織り込み済みの情報通りの結果とならなかった場合、市場は混乱します。

去年で言うと、イギリスのユーロ離脱の投票やアメリカ大統領選などが良い例です。

事前に報道されていた情報とは異なる結果となったため、相場の値動きは激しくなりました。

『市場が織り込み済み』という言葉を理解したところで、ダウ理論の3つ目の続きです。

  1. 先行期・・・市場価格が下落し全ての下げ材料が市場に織り込み済みと判断した投資家が、底値で買おうとする時期。
  2. 追随期・・・価格が上昇しはじめたのを見て、追随する人が増えます。上昇局面です。
  3. 利食い期・・・価格が十分に上昇したのを見て、先行期に買いを入れた投資家が利確をする時期です。価格の伸びは弱くなってきます。

以上の3段階が主要トレンドにはあります。

そこまで重要視しなくても良いですが、こういった流れがあるということだけは理解しておいてください。

平均は相互に確認されなければならない

複数の平均的指標が存在する場合、その両者に同じシグナルが見られないときは明らかにトレンドとして捉えることができない。

という内容なのですが、ちょっと難しいですよね(;・∀・)

これもそんなに重要ではないので、

混乱してしまう方は読み飛ばしていただいても構いません。

チャールズ・ダウさんが生きていた19世紀の時代のアメリカでは、

工業製品と工業製品を運搬するための鉄道が整備された時代でした。

工業製品が盛んになると、鉄道業も盛んになりました。

工業製品と鉄道業は密接な関係にあり、互いに影響するようになったことから、

ダウの創刊した『ウォールストリート・ジャーナル』では

ダウ・ジョーンズ工業平均株価と運搬株平均をチャートで掲載しています。

つまり、『平均は相互に確認されなければならない』というのは、ここからきており、

この『平均』は日経平均などの平均を意味します。

これは、テクニカル分析ではほとんど使いませんので、

忘れてください(;・∀・)

まとめ

今回のダウ理論の3つ目と4つ目はテクニカル分析において

そこまで重要ではありません。

強いていうなれば、主要トレンドの3段階の流れだけは押さえておきましょう。

次回はダウ理論の5つ目と6つ目になります。

次次回にダウ理論の重要ポイントをまとめていきたいと思います。

それでは。また(^^)/

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