【相続税法の理論暗記】相続税の総額

相続税法の理論暗記

理論暗記法』で実際に税理士試験・相続税法の内容を暗記していきます。『理論暗記法』は税理士試験の税法科目の理論を効率的に暗記できる勉強法となっています。はじめての方はこちらの『税理士試験の効率的な勉強法・コツ【理論暗記法】』からお読みください。

今回は相続税の総額についてまとめていきたいと思います。以前も一度まとめていますので、参考までに『【相続税法】相続税の総額について』もご覧ください。今回は、この相続税の総額を『理論暗記法』で暗記していきます。相続税の総額のポイントは、「残額を分けてそれぞれ超過累進税率を乗じて計算した金額を合計した金額」です。

〔1〕相続税の総額

相続税の総額は、金額を合計した金額とする。

どんな金額?

各取得金額につきそれぞれ超過累進税率を乗じて計算した

各取得金額とはどのような?

法定相続分、代襲相続分に応じて取得したものとした場合における

誰が取得したものとするか?

その被相続人の法定相続人の数に応じた法定相続人が

何を取得したものとするか?

控除した残額を

何から何を控除した残額か?

全ての者に係る相続税の課税価格の合計額から遺産に係る基礎控除額を

相続税の総額は、同一の被相続人から相続又は遺贈により財産を取得した全ての者に係る相続税の課税価格の合計額から遺産に係る基礎控除額を控除した残額をその被相続人の法定相続人の数に応じた法定相続人が法定相続分、代襲相続分に応じて取得したものとした場合における各取得金額につきそれぞれ超過累進税率を乗じて計算した金額を合計した金額とする。

少し文が長くなって理解しづらくなっていますので、まずは、赤字を中心に暗記するようにしてください。

全文

相続税の総額は、同一の被相続人から相続又は遺贈により財産を取得した全ての者に係る相続税の課税価格(生前贈与加算及び相続時精算課税適用財産の価額を加算した後の相続税の課税価格とみなされた金額。)の合計額から(注)遺産に係る基礎控除額を控除した残額をその被相続人の法定相続人の数に応じた法定相続人が法定相続分、代襲相続分に応じて取得したものとした場合における各取得金額につきそれぞれ超過累進税率を乗じて計算した金額を合計した金額とする。

(注)遺産に係る基礎控除額

3,000万円+600万円×法定相続人の数』

赤字から覚えて最後にカッコ書きと(注)を暗記できればと思います。今回は暗記しづらいかもしれませんが、『金額を合計した金額とする。』という述語部分から情報を遡っていけるようにしましょう。

相続税の総額を算出した後は、各相続人等の算出相続税額についてです。

〔2〕各相続人等の算出相続税額

各相続人等の算出相続税額は次の算式により計算した金額とする。

$$相続税の総額\times\frac{その者の相続税の課税価格}{相続税の課税価格の合計額}$$

【税理士・試験勉強・理論暗記法】相続税の総額~まとめ~

今回は、『理論暗記法』により、相続税の総額と各相続人等の算出相続税額についてまとめました。法定相続人については、養子の数が関わってきますが、後日、『法定相続人の数』については改めて記事にしたと思っています。

さて、復習です。相続税の総額について知っていることを記述してください。

相続税の総額は、金額を合計した金額でしたね。そこから遡って情報を引き出せれば良いでしょう。

長めの文章になりますが、税理士試験において基本項目になりますのでしっかり暗記しましょう。

今回はここまで。それではまた(^^)/

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