前々回、前回と相場の基本原理を勉強しましたね！？
今回は相場の基本原理３について勉強する前に、
勝ちトレーダーの考え方と勝ちトレーダーになるために知っておくべき７つの事柄を伝授します。
以前の記事でFXで勝つためには、
- 資金管理の徹底
- 根拠のあるトレード手法
- メンタルコントロール
を徹底すべしと述べました。
これは、相場における最低限の条件です。
今回はこれからFXで勝ち続けるうえで知らなければならないことを７つにまとめました。
もちろん、７つは最低限知らなければならないことです。
以前の記事と重複する箇所もありますが、大切な項目になりますので、
確実に理解してください。
『正しい知識』を得ること
これは当たり前ですね！
FXの世界だけではなくて、どの世界においても何かを極めるうえで大切です。
間違った方法で努力をしてもほとんど意味がありません。
正しい知識を付けて努力することこそが勝ちトレーダーへの近道です。
正しい知識かどうかを判断する上で、何が大切なのでしょうか？
大切なのは論理的であるかどうかです。
つまり、根拠です。
文句の付けどころのない、間違いのない根拠によって
構築されたものであるかどうかです。
『私を信じてください』とか、『億万長者になれる』といった高額な情報商材に
根拠はありません。
全てを見たわけではないので、全てを否定するつもりはありませんが(;・∀・)
正しい情報を得るためには、積極的に情報収集し、
その情報を取捨選択する必要があります。
取捨選択する上で理性が非常に大切です。
それができないようであれば、FXはすべきではありません。
何の根拠もなく感性で勝てそうとか、
合成でも作れる口座の証拠写真等に騙され、
高額な情報商材を購入し、
挙句の果てには勝てていないという現実に直面している人は
たくさんいます。
正しい情報を得るためにまずは細かいところまで情報収集しましょう！
正しい情報かどうかを見極めるポイントは細部にわたって情報収集し、
相手の立場になって考え、相手の意図を論理的に推察する力が必要です。
それができなくても、あるAという情報が本当に正しいのかどうかを見極めるために、
Aという情報について、徹底的に調べ上げてください。
反対意見もしっかりと見つけて、判断してください。
そうすると、FX全般についての全体像や、共通する間違いない情報が浮かび上がってきます。
売買ルールを明確にすること
FXの勝ちトレーダーは、売買ルールが明確になっています。
明確な売買ルールでなければ、検証を行えないからです。
感覚トレードでは検証を行えません。
さらに、資金を増やしていった場合に、感覚でトレードができますか？
１回の損切で１００万円の損を確定ことができますか？
感覚トレードだとこわくてできませんね(;・∀・)
損切幅を増やして、どんどん損失が増えていくなんてことになり兼ねません。
そこで売買ルールが必要になってきます。
検証の結果、勝てる売買ルールを組んだのであるから、
そのルール通りにトレードをしなければ意味がありません。
売買ルールとは具体的にどんなものでしょう？
売買ルールとは、
- 重要な指標前は取引をしない
- どのような相場環境で取引をするか（買い、もしくは、売りのどちらが優勢か）
- １回の取引で失う許容損失額はいくらで、想定している損切までのポイント数（pips数）がいくらだから、lot数はいくらか（すぐにわかるように表やシステム化すると良い）
- エントリー条件
- 利益確定条件
- 損失確定条件
- その他の細かい条件
といったようにルールが明確になっています。
特に定義はありませんが、取引する上でのルールで、もっと細かく設定している人もいます。
はじめはルール外のトレードをしてしまいがちですが、
売買ルールを遵守しないと想定している利益は望めません。
また、明確なルールを決めるためには、経験が必要なので大変です。
十分な過去検証を行って、小さいLot数で取引して検証して、利益が出て、
はじめて手に入れることができます。
また、すでにルールを持っている人から教えてもらうのも良いでしょう。
くれぐれも、感覚のみでトレードしないようにしましょう。
感情を押し殺し、損切をすること
明確なルールが定まっており、
それを遵守すれば問題はないのですが、
初心者にありがちなのが、損切幅をどんどん引き離すことです。
これは、非常に危険です。
評価損が膨らむとどんな心理になるかというと、
- 『待っていれば、回復するだろう』←根拠がない
- 『損を確定させたくないからあと２００ポイント（２０ｐips）だけ余裕を取ろう』←根拠がない
- 『今日の運勢は良かったからこのあときっと持ち直す』←根拠がない
といった心理に陥ってしまいます。
その結果、冷静な判断ができなくなってしまいます。
十分な正確な過去検証を行って構築された売買ルールと資金管理さえ守れば、
冷静な判断で損切ができます。
ですが、損切後にもっと損をしてしまうケースも多いです。
損切をすると、損した分を取り返したくなり、
チャンスが到来していないにも関わらず、根拠のないトレードをし、
さらに余分な損を出してしまいます。
これは、プロでも陥る心理です。
損切をした後は、最低でも１時間は取引をしないとか、
根拠はないけれど、気持ちを落ち着かせるために、
そういった売買ルールを取り入れている人もいるくらいです。
また、『損切』という言葉を私はあまり好みません。
『利確』のイメージは問題ないのですが、、『損切』って『切る』なのでイメージが悪くなります。
ですので、『損切』ではなく『損確』という言葉に私は変えていきたいと思います。
結局のところ、『利確』も『損確』もルール通りに決済するという意味で同じです。
勝てる売買ルールであるならば、その通りに遵守すれば、結果的に利益は出ます。
それを勝ちトレーダーは知っています。
根拠のないトレードをしない
『もうすぐ、上がりそうだから買おう』、
『もうすぐ、下がりそうだから売ろう』
なんて、
勝手に根拠のないトレードをしていませんか？
先のことは誰にもわかりません。自分の予想に根拠はありますか？
シナリオを想定することは必要です。
勝ちパターンのシナリオと負けパターンのシナリオです。
どちらのケースにおいても予め決めてある売買ルールに沿って、
取引をしていますので、勝ちパターンでも慌てずに決済、
負けパターンでも慌てずに決済、
と淡々とこなしていくだけです。
そのトレード毎に期待を持ちすぎるとトレードがブレますので
『淡々と売買ルール通りにこなす』ということが大切になってきます。
また、ニュースや指標によって急に値が動くと、
取引をしたくなってしまいます。
ですが、そのトレードは根拠があると言えますか？
間違っても勘や根拠のない自分の予想や適当なトレードはしないようにしましょう。
トレンドに逆らわない
トレンドに逆らうと勝率が低くなります。
FXで勝っている人は、勝ちやすい相場で取引をして、確実に利益をあげています。
どんなに優れた釣り竿を持っていても、魚がいないポイントで釣りをしていては、
全く魚は釣れないのと同様、どんなに優れた手法を持っていても、
トレンドに逆らうと勝てません。
トレンドがはっきりしている勝ちやすい相場でトレンドに沿った取引をすることが、
勝率が高くなります。
勝ちトレーダーはわかりやすい相場でさくっと利益を上げているのです。
迷ったらやめる
『迷う』ということは、明確な売買ルールが確立されていないこと、
もしくは、売買ルールに自信がないことから『迷い』が生じます。
『迷う』要素として、
『勝てるかどうか不安で迷う』のは、
売買ルールそのものに自信がないか十分な過去検証ができていないことが原因です。
何回か負けても余裕を持てる資金でトレードをしているわけですから、
余裕をもって損切しましょう。
『売買ルールに沿っているかどうかで迷う』のは、
明確な売買ルールが確立されていないということです。
いずれにせよ、迷ったらトレードをしないというルールを設けておくのも良いです。
最悪なシナリオを想定しておく
これは、何においても言えることなのですが、
最悪なシナリオを想定しているのと、想定していないのとでは、
実際に最悪なシナリオが起きてしまった場合に対する対処で差が出てきます。
最悪なシナリオを想定して、それでも許容できるくらいのリスクのトレードをしましょう。
特に資金管理を無視して、トレードをし、最悪なシナリオを想定していないとなると…
破産します。
資金管理をして、それでも、最悪なシナリオを想定して、
実際に最悪なシナリオが起きたとしても、余裕があることを確認することが、
これからFXと付き合っていくうえで必要になってきます。
だとすると、やはり資金管理は外せませんね。
資金管理の詳細については、以前の記事の『FXでは資金管理が大事』をご覧ください。
まとめ
今回の内容はすべて勝つために必要な考え方です。
内容は理解できたのではないかと思いますが、
理解したものを実行できるようにならなければなりません。
理解できてもいざ実行しようとすると、難しいです。
この記事はとても価値があるものです。
勝ちトレーダーの考え方は外せませんので、お気に入りに入れておくのも良いかもしれません。
それでは。また(^^)/
