【FXの基礎知識】勝てないトレーダーに共通する心理

FXで稼ぐために必要な知識

前回に続き、FXで勝てないトレーダーに共通する心理についてまとめていきたいと思います。

もし、あてはまったなら、注意が必要です。

と同時に、自分を見つめなおす良い機会だと思ってください。

お小遣い程度稼げれば良い

よく耳にしますが、

「大勝しなくても、お小遣い程度稼げれば良いや」

なんて、

思っていませんか?

これは非常に危険です。

ボタン一つで、座ってても寝てても、偶然でも、簡単に儲かる可能性があるからこそそう思いがちですが、

あまいです!!!

この世界で勝てるのはほんの一握りです。

にもかかわらず、そのように思ってしまうのはなぜでしょうか?

それは、大勝ちするためには、猛勉強する必要がありますが、

猛勉強をしたくないから、お小遣い程度稼げれば良いと思う怠け心から来ます。

ですが、これが人間の心理として普通です。

決して悪いわけではありません。

本気で学ばないのであれば、FXは火傷します。

場合によっては大火傷します。

お小遣い程度稼ぐギャンブルはできますが、

勝つ→簡単だと思う→またトレードをする→負ける

→取り戻したくなる→負ける

という心理が働いて、結局は大負けします。

決して、「お小遣い程度稼ぐ」

なんて思って挑まないでください。

世の中の情報に振り回される

本屋の投資のコーナーに行くとFXの本や雑誌が売られていますが、

そこには「1年で〇千万円稼いだトレーダーの手法・・・」とか、

「〇〇でもできる!FXトレード手法・・・」とか、

「月に〇百万稼ぐ・・・」とかよくよく目にしますが、

そういった情報に振り回されないでください。

本や雑誌に載っている人の多くは偶然稼ぐことのできた金額を載せているだけで、

毎回そのような金額を稼げているかどうかはわかりませんし、確認する術はありません。

証拠画像なんて加工したりすれば簡単に作ることもできますし。

雑誌で「勝ちトレーダー」として紹介されている人でも、勝ったことがあるだけで、

偶然資金がプラスで、これからも勝ち続けることができるかどうかはわかりません。

また、その本を真似して勝てる(継続して勝ち続けられる)ようになるかどうかは

正確に過去検証してみるとわかるかと思います。

過去検証があまい

過去検証のやり方も注意が必要です。

過去検証はどうしても勝っているポイントばかりが目に入ってきてしまいます。

これはFXの過去検証においてもカクテルパーティ効果が起きていることと、

結果を知っていると、人は自分の都合の良いように事実を変えてしまう心理が働いているせいです。

仕方がありません。

ですが、それでは、正確な過去検証とは言えません。

勝っているポイントだけ見て、「これは勝てる手法だ」と勘違いし、

その手法でトレードをした結果、実際のトレードで負けて、

その負けた原因がわからなくなってしまいます。

その手法の過去検証をする際、勝てているポイントだけでなく、

負けているポイントを見つけ出すことに力を注ぎ

厳しい過去検証を行って、それでも勝てるようなデータ(勝率と損益率)が出た場合、

はじめて実践で検証してください。

過去検証はチャートの右側が見えないようにして、

実際にチャンスが来たら、エントリーするかどうか判断して、

その後、右側の結果を見て、データ(勝率と損益率)を記録しましょう。

なかなか勝てる手法がないということにきっと気付くはずです。

統計的に物事を捉えることができない

以前の期待値の話も統計の話になりますが、

人は、

1回負けると勝ち続けられる手法でも勝てないと思い、

1回勝つと負ける手法でも勝てると思ってしまいます。

1回のトレードに対し、一喜一憂し、そのトレード手法が勝ち続けられるようになるものなのかどうか、

長い目で見ることができません。

これも人がもとから備え持っている当然の心理ですので、仕方ありません。

そういう心理があるということを知っておいてください。

また、相場に絶対はありません。

すべてのトレードで勝てる手法は存在しない以上、

負けトレードが出てくることは避けられません。

それでも、トータルで勝つということを考えなければなりません。

100%勝てる手法を探し続ける

実は、FXにおいて大半のトレーダーが

100%勝てる

根拠のない中身の見えないインジケーターを

期待しています。

それでは、いつまで経っても勝つための本質にたどり着きません。

FXは非常に難しいのです。

こういった事実も頭に入れておいてください。

まとめ

勝てないトレーダーについて話してきましたが、

皆様は心あたりはありましたでしょうか?

どれも人がもともと持ち合わせている心理が影響しているので、

心あたりがあっても当然です。

大切なのは、そういう心理がトレードの最大の敵となるということを知ることです。

勝てていない人で、心あたりがあるのであれば、

FXで負ける原因にたどり着くチャンスになります。

 

勝てていない原因をつきとめて、解いていくために、

こういう心理が働いていることを知ってください。

今回はここまで。

それではまた!

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