【FXの基礎知識】フィボナッチリトレースメント

FXで稼ぐために必要な知識

前回までは、とても重要な理論、ダウ理論について、解説しました。

今回はフィボナッチリトレースメントについてです。

フィボナッチリトレースメントの『フィボナッチ』って耳にしたことがありますか?

FX経験者の方ですと、ちょっとフィボナッチは根拠が乏しいと感じるかもしれませんが、この『フィボナッチ』、実は相場でとても機能するんです!

フィボナッチとは何か、フィボナッチがFXの相場で機能する理由について見ていきましょう。

フィボナッチ数列とは?

フィボナッチを理解する上で欠かせないのが、フィボナッチ数列です。

フィボナッチ数列とは、

{1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377・・・}

という数列です。

これは1から始まって、1つ前の数字を足して、次の数字を作り出していくという法則の数列です。

このフィボナッチ数列は、ひまわりの種の配列や貝がらの縦横の比率にも出てくるように、ありとあらゆる自然界に存在する比率に関係していると言われおり、黄金比とも言われています。

黄金比は人が本能的に気持ちが良いと感じる比率です。

Suicaなどのカードの縦横比率も黄金比で構成されています。

この黄金比をFXに応用するというものです。

自然界に存在する黄金比は相場にも反映される

とされています。

貝殻やヒマワリの種の配列がフィボナッチ数列になっているのは不思議ですね。

FXの相場にフィボナッチは使えるのか?

私個人の考えになってしまうのですが、FXをはじめたとき、存在は知っていたものの『フィボナッチリトレースメント』に興味はありませんでした。

理由としては、自然界に存在する黄金比は相場にも存在するっていうのがどうも信じられなかったからです。

根拠が乏しいと言った方が良いのでしょうか。

眉唾物に思えてなりませんでした。

ですが、過去チャートでの検証で、『フィボナッチリトレースメント』に対する考え方がガラッと変わりました

フィボナッチリトレースメントは、ひとつの波の端から端まで選択し、戻りの位置を予測するものさしのようなものです。

波の戻りに関しては、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、76.4%が候補としてあります。

61.8×61.8%≒38.2

61.8ー38.2=23.6

掛けたり引いたりしてもこのような数字が出てくることも不思議です。

この比率が、チャートでも機能しています

下記のチャートは61.8%でぴったり跳ね返っていますね。

クリックで拡大

このように1波のはじめを100%とし、終わりを0%として、フィボナッチリトレースメントをチャートに引きます。

強い波は戻りが23.6%や38.2%で反転しやすく、普通の波は50%や61.8%で反転すると言われています。

過去チャートを見ていくとフィボナッチリトレースメントが機能する箇所がたくさんあります

こちらは38.2%での反転ですね。

なんだかトレードに使えそうですね。

この二つだけではサンプル不足ですが、過去検証をしてみてください。

過去検証をするとわかります。

フィボナッチは相場で機能します!!!

FXの相場でフィボナッチが機能する理由!

フィボナッチリトレースメントが相場で機能するということはわかったのですが、機能する理由が「自然界に存在する黄金比が相場にも存在するから」というのが、なぜか胡散臭く感じます。

フィボナッチは相場で機能するという結論はわかったのですが、その理由については謎に包まれています。

実際の答えは誰にもわからないのですが、考えられる理由を私なりに考えてみました。

フィボナッチが機能する理由①

 

フィボナッチリトレースメントが相場で機能するのは、プロのディーラーたちがフィボナッチを重視し、フィボナッチリトレースメントを使ってトレードしている人が多いからなのではないか。

と仮説を立てました。

そうなると、筋は通ります。

フィボナッチリトレースメントを使ってトレードをすると、フィボナッチリトレースメントのポイントで注文が入りますので、そのポイントで反転します。

では、なぜ、プロのディーラーたちはフィボナッチを重視しているのか?

それは、フィボナッチリトレースメントは数少ない先行型のテクニカルだからではないのか。

多くのテクニカルは、ローソク足の過去の情報をもとに出した数値であったり、

後追い型のものが多いです。

一方、フィボナッチは先行型の性質を持ち合わせています。

ですから、未来を予測する上で参考になるからです。

フィボナッチが機能する理由②

黄金比が相場で機能しているから。

相場全体はプロのディーラーたちの心理によって動かされていて、皆が皆同じ判断をしているわけではなく、それぞれが異なった判断をするが、総体的に統計的に収束し、そのバランスの結果がフィボナッチに表れている。

②の理由もないわけではないでしょうが、やはり、根拠としては①の理由が有力なのではないかと思います。

 【FXの基礎知識】フィボナッチリトレースメント~まとめ~

不思議な数字フィボナッチ。

プロのディーラーもフィボナッチを重要視している可能性が高いです。

過去チャートでフィボナッチリトレースメントをみんなが注目していそうな波に引いてみてください。

結構、フィボナッチリトレースメントが機能している箇所が多いことがわかるかと思います。

機能しているのは解りますが、FXで勝つためには、その機能するテクニカルをどう利用するかが大切です。

機能しているのはフィボナッチ以外にも移動平均線やMACDなどのテクニカルも機能しています。

機能していることを知ったから勝てるとは思わないでくださいね。

機能するテクニカルを知ることは最低限であるという心構えでFXに挑んでください。

今日はここまで。

それでは。また(^^)/

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