ココナッツミルクヨーグルトとココナッツオイルについては、以前記事でまとめました。
ですが、ココナッツミルクとココナッツオイルを両方を毎日摂取するのは栄養が偏りそうな気がしますね!?
今回はココナッツミルクとココナッツオイルのどちらを摂取すべきか、私なりにまとめてみました。
ココナッツミルクとココナッツオイルの違い
そもそもココナッツミルクとココナッツオイルってどんなものでしょう?
ココナッツミルクとは?ココナッツオイルとは?
ココナッツミルクは熟したココナッツの種子の内側にできる固形物を削り出して、絞り出したり、煮出したりした乳状の液体です。
ココナッツミルクには、水分、油分、ミルク分でできていますが、ココナッツオイルはその油分だけを抽出したものとなります。
つまり、ココナッツオイルはココナッツミルクから作られるので、ココナッツミルクにはココナッツオイルが入っています。
ココナッツミルクとココナッツオイルの違いは?
ココナッツミルクからココナッツオイルが作られることがわかりました。
今度は、ココナッツミルクとココナッツオイルの違いについて表にしてみました。
100gあたりの違い | ココナッツミルク | ココナッツオイル |
値段 | 約50円~80円 安い | 約600円 高い |
カロリー | 150kcal | 920kcal |
保存可能期間 | 2~3日 非常に短い | 2年くらい 長い |
飽和脂肪酸含有量 | 13g | 84g |
値段について
値段については、ココナッツオイルの方が10倍程度かかります。ちょっと高いですね。
ですが、ココナッツオイルは1日に24gを目安に摂取するので、1日にかかる費用は約150円といったところでしょうか。
一方、ココナッツミルクは1日に100mlを目安に摂取するので、1日にかかる費用は約65円前後でしょう。
1日あたりにかかる費用は、ココナッツオイルの方がココナッツミルクに比べ2.5倍程度でしょう。
カロリーについて
カロリーについてもココナッツオイルの方が高めです。ココナッツオイルの1日あたりの摂取量の目安は24gですので、表のカロリーを4分の1をすると約230kcal。
ココナッツミルクは1日あたりの摂取量は100mlですので、ほぼそのままで、150kcal。
カロリーはココナッツオイルの方がやや高めです。
保存可能期間について
保存可能期間については、圧倒的にココナッツオイルの方が長いです。
ですが、ココナッツオイルは湿気に弱く、湿度の高いところで保存しておくとカビが生えてしまいます。
ココナッツオイルはしっかり密封して、開封後も半年程度で使い切りましょう。
ココナッツミルクは日持ちしないので、密封容器に入れて冷蔵保存で3日以内に消費しましょう。
もっと長く保存したい場合は冷凍すると良いでしょう。
冷凍保存した場合も1か月以内で消費するようにしましょう。
飽和脂肪酸含有量について
ダイエット効果に期待ができる中鎖脂肪酸を含んでいる飽和脂肪酸。
ココナッツミルクは13gの飽和脂肪酸に対して、ココナッツオイルは84g。
ですが、1日あたりの摂取量だと、ココナッツオイルは表の4分の1なので21g。
ココナッツオイルの方が約1.6倍多いですね。
ココナッツミルクとココナッツオイルの違いまとめ
1日の摂取量から比べると、ココナッツオイルの方がココナッツミルクに比べ、カロリーや値段は高いですが、飽和脂肪酸含有量が多く、また保存可能期間が長いということがわかりました。
「飽和脂肪酸含有量が多いから、ココナッツオイルの方が良い!」と思われますが、実はそうではありません。
ココナッツオイルとココナッツミルクの吸収率
ココナッツオイルは94%が脂質です。脂質が多いと、体内に吸収されづらくなります。
脂質は、一旦乳化されてから、体内に吸収されます。
ココナッツミルクはもともと乳化していますので、体内に吸収されやすくなっています。
ですから、ココナッツオイルの方が中鎖脂肪酸が多く含まれていますが、吸収率を考えるとココナッツミルクの方が良いのです。
結局、ココナッツミルクとココナッツオイルはどちらが良いの?
ココナッツミルクとココナッツオイルはどちらが良いかというと、総合的に判断すると、ココナッツミルクの方が良いです。
ココナッツミルクの方が、値段とカロリーや値段が低いことと、中鎖脂肪酸の吸収率がココナッツオイルよりも良いからです。
デメリットは、保存可能期間が短いことですが、保存の仕方を間違えなければ問題ありません。
ココナッツが嫌いな人にとっては、ココナッツオイルの方が1日の摂取量が少なくなるので飲みやすいという点で良いかとは思いますが、ココナッツミルクが問題なく摂取できる人にはココナッツミルクをおすすめします。
ココナッツミルクとココナッツオイル。どちらを摂取すべきか迷った方はココナッツミルクを摂取してみてはいかがでしょうか。