税理士試験に必要な勉強時間の目安

知って得する勉強法

難関資格と言われる税理士試験。どのくらい勉強すれば合格できるのか?税理士試験に必要な勉強時間の目安についてまとめました。勉強の方法、効率、生活スタイル、環境が人それぞれ異なるので一概には言えませんが、一般的な目安について紹介した後、税理士試験に合格するための心構えについてまとめていきます。

税理士試験の勉強時間の目安

簿記論と財務諸表論

税理士試験で必須科目となっている会計科目の簿記論と財務諸表論ですが、学習時間の目安はそれぞれ450時間と言われています。大学生であれば、学部によっては時間に余裕があるので2科目勉強することもできますが、会計事務所に勤めている方や社会人の方は1科目がちょうど良いです。

それぞれ会計基礎科目と言われていますが、まずは、簿記論から受験される方が多いです。簿記論は理論がありません。計算のみとなっており、繰り返し問題演習を行う必要があります。簿記論を学習した後に財務諸表論の学習をすることをおすすめします。財務諸表論は計算と理論がありますが、財務諸表論の計算は簿記論に比べると易しくなっています。時間がかかる箇所をとばして回答をしても十分8割以上の得点を狙えます。それぞれ450時間必要と言われていますが、簿記論学習後に財務諸表論を学習すれば、計算学習時間は短くて済みますので300時間もあれば問題なさそうです。

法人税法と所得税法

法人税法と所得税法は税理士試験の選択必修科目となっています。学習時間の目安はそれぞれ600時間と言われています。会計基礎科目と異なり、難易度がグッと上がります。基本的には会計科目を合格してきた人たちのなかで合格率は10%くらいになるので、難易度が高くなるのも当然です。

その他の税法科目

その他の税法科目の学習時間の目安はそれぞれ150時間~450時間と言われています。相続税法であれば450時間、消費税法であれば300時間、その他は200時間以下となっています。

450時間という勉強時間の目安とは?

簿記論、財務諸表論、相続税法の学習時間の目安は450時間となっていますが、勉強時間が450時間と言われても実感がわかないかと思います。毎日欠かさず1時間勉強すると、1年で365時間となります。毎日2時間勉強すると1年で730時間となります。

毎日2時間勉強すると225日で450時間となります。225日は、7か月半です。税理士試験は毎年8月になりますから、1月から毎日2時間勉強すれば450時間という時間は満たせます。

ですが、これは、一般的な勉強時間の目安です。人によっては500時間、600時間かかりますし、逆に効率よく勉強すると300時間程度で済んでしまう方もいます。つまり、勉強の質によって勉強時間が変わってくるのです

勉強の質をあげれば、目安よりも少ない学習時間で合格できる力を身に付けることができます。税理士試験の勉強の質をあげたい方は、『税理士試験の効率的な勉強法・コツ【理論暗記法】』をご覧ください。

勉強の質を上げることも大切ですが、勉強時間の確保もとても大切です。毎日忙しくて勉強する時間を確保することができない方は、『【効率的な勉強法】どんなに忙しくても集中できる!隙間時間勉強法!』をご覧ください。

税理士試験に合格するための心構え

税理士試験は難関資格なので「とてつもない努力をしなければ合格できない」、「何百時間も勉強しなければ合格できない」と自分にプレッシャーをかけてしまっている方も多いかと思います。確かに、難しい資格なので、1日に何時間も勉強しないと合格できないと思ってしまいますが、今からでも1日に3時間勉強すれば、目安である勉強時間は満たせます。何か大きなことを成し遂げようとするとプレッシャーが足かせとなって行動に移りません。そんな方には、この言葉をお送りします。

大きな努力よりも、小さな習慣を大切に!

いきなり無理をして勉強時間を増やしたりしても続きません。継続するためには、『無理して頑張る』を忘れて、『習慣化』することが大切です。習慣化できるように努力をしましょう。具体的には、『勉強する時間を決めて守る』ということです。勉強する時間を決めて守ることで習慣化されていきます。

税理士試験に合格するための心構え・意識すべきことは、何か難しいことをするということではなく、1日1時間でも『勉強の習慣をつける』ことを重要視しましょう。

今日はここまで。それではまた(^^)/

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