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税理士試験の効率的な勉強法・コツ【理論暗記法】

2017/03/23

税理士試験の税法科目に合格できない、理論暗記が苦手な方、勉強法を改善するだけで効率・得られる効果が変わるかもしれません。この記事では、税理士試験の効率的な勉強法やコツ・理論暗記法を紹介しています。

この勉強方法を知っている人と知らない人とでは、税理士試験の合格可能性に大きな差が出てきます。つまり、今回紹介する『理論暗記法』はライバルに差をつけるズルい勉強法となっています。税理士試験に限らず、法律文暗記や難しい文章を暗記する必要がある方にとってとても有意義な勉強法となっています。

さて、税理士試験の話に戻しますと、税理士試験で問題となるのは、理論の学習です。理論の攻略無くして、税理士試験の合格を勝ち取ることはなかなかできません。ですが、理論学習は、税法という難しい法律文を暗記しなければなりません。税法は、普段使い慣れていない法律用語に加え、主語と述語が離れていて、非常に暗記しづらくなっています。

そこで登場するのが、『理論暗記法』です。『理論暗記法』は、税理士試験の求められている重要文言を中心に覚えていくので税理士試験の勉強法としてとても理にかなっています。『理論暗記法』を実践することで、理論の学習・暗記の効率性をあげることができます。

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『理論暗記法』とは?

『理論暗記法』とは、はじめに目次を覚えて、本文の暗記では、結論である述語から覚える勉強法です。

はじめに、理論の目次を覚えるのは、その理論が言おうとする流れを掴むためです。たとえば、相続税法の期限内申告を例にすると、


相続税の期限内申告

〔1〕提出義務者及び提出期限

 (1)本来の提出義務者

   ①一般の場合

   ②相続財産分与の事由が生じた場合

 (2)提出義務者の承継者

 (3)提出期限の特例

 (4)提出を要しない場合

〔2〕納付


というものが目次となります。

目次に関しては、繰り返し読み返して暗記してください。電車の中や隙間時間で暗記をすると良いでしょう。『どんなに忙しい人でもできる隙間時間勉強法』も参考にしてください。

次に、理論の本文の暗記についてです。

理論を結論から暗記することで何ができるのでしょうか?

結論から覚えることで、自然な流れで、記憶を呼び起こすことができます。百聞は一見に如かず、次の2パターン、『頭から理論を暗記する勉強法(一般的な暗記法)』と『結論から暗記する勉強法(理論暗記法)』を実際に体験して比較してみてください。

頭から理論を暗記する勉強法

次の文章を頭から読んで30秒で暗記してください。

「相続又は遺贈により財産を取得した者及び相続時精算課税適用者は、その者に係る相続税額があるときは、その相続開始を知った日の翌日から10月以内に期限内申告書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。」

次に、今覚えたものを1分置いてから、書き出してみてください。

難しいですよね!?

結論から暗記する勉強法

では、次の順番から暗記をしてみてください。

提出しなければならない。

一番大切な結論部分ですので、まずはこの述語を一番に暗記してください。

何を?

期限内申告書を

「期限内申告書を提出しなければならない。」

誰に?

納税地の所轄税務署長に

「期限内申告書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。」

いつまでに?

その相続開始を知った日の翌日から10月以内に

「その相続開始を知った日の翌日から10月以内に期限内申告書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。」

誰が?

相続又は遺贈により財産を取得した者及び相続時精算課税適用者は、

「相続又は遺贈により財産を取得した者及び相続時精算課税適用者は、その相続開始を知った日の翌日から10月以内に期限内申告書を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。」

それでは、1分置いて、覚えた内容を書き出してみてください。

いかがでしょうか?

頭から暗記する勉強法よりも結論から暗記する勉強法の方が記憶に残っていませんか?

これからも、私は『理論暗記法』を使って、税理士試験の理論を暗記していきますので、今後の記事で、『理論暗記法』というワードが出てきましたら、『理論の目次から覚えて、本文は述語から覚える勉強方法』だと思ってください。

『理論暗記法』が税理士試験で役立つ理由!

『理論暗記法』は税理士試験に有効で非常に役立つ勉強法となっています。その理由は、『理論暗記法』で暗記する順番が、税理士試験で求められる回答の順番と同じであることです。

理論の回答用紙は、罫線のみのA3の用紙を科目によっては10枚以上となっています。税理士試験の各税法科目は2時間という限られた少ない時間で理論に使うことのできる時間は45分~55分といったところでしょう。

つまり、限られた少ない時間で、暗記した税法の内容をアウトプットし記述しなければなりません。覚えた理論を思い出す作業をしていると一瞬で試験時間が過ぎてしまいます。限られた時間で作問者の欲する答えを素早く回答する必要があります。

採点の基準がどのようになっているかはわかりませんが、採点者の立場に立ってみると、主語と補語だけ書かれて、結論が書かれていないと採点できません。一方、補語がなくても、主語と述語が書かれていれば、少なくとも採点ができます。採点ができない回答は0点、採点できる回答は内容が全く違うものでない限り0点ではありません。主語、述語、目的語と重要ワードが書かれていれば、大方得点をすることができます。

だとすると、主語と述語を重点的に暗記する勉強法が一番効率的であると言えます。細かい句読点や、かっこ書きを覚えるのは後回し。積極的に主語と述語を覚えましょう。特に『理論暗記法』では、目次の次は述語から覚えるようにします。主語も必ず覚えますが、まずは述語です。

以上より、『理論暗記法』が、税理士試験で役立つ効率的な勉強法であるということをご理解いただけたのではないかと思います。

税理士試験に合格するためには?

結論を先に言いますと、「心・技・体」の全てを整えることが税理士試験においても重要です。まだ、何を言っているのかわからないかもしれませんが、本当にそうなんです。読み進めていって最後に納得できるかと思います。

合格税理士試験に合格するために必要なことは、「正しい方法で努力をすること」です。これは、税理士試験に限ったことではありません。私が、更新しているFXにおいても同じことが言えますし、他の分野に関しても同じことが言えます。「正しい方法で努力をすること」で最大の成果が得られます。また、1歩間違えて、「間違った方法で努力をしている」と、成果が上がりづらいものとなってしまいます。

特に、社会人の方で税理士試験を受験される方は、正しい方法で努力をしないと成果が表れづらいです。学生と異なり、日中仕事をし、帰宅後に勉強をするということは簡単なことではありません。

帰宅後、テレビを見てしまったり、疲れて寝てしまったり、漫画を読んでしまったり、家族との時間を過ごしたり・・・。

結果、不合格の通知・・・。

モチベーションが下がり、自分には才能がないと税理士試験をあきらめてやめてしまう方も。人間の自己防衛本能が正常に働くのでそう思うのも仕方がありません。そうなる前に、「正しい方法で努力をしたか?」見直してみてください。

このファンタスティックログでは、理論の勉強について、「正しい方法」を『理論暗記法』としています。『理論暗記法』は税理士試験の回答形式から論理的に導き出した勉強法なので、ほとんどの方にとって効率的、かつ、効果的な勉強法となっている可能性が高いです。

ですが、必ずしも万人に合った勉強法となっているわけではありません。中には、理論を頭から暗記した方が効率が良いという方もいるかもしれません。そういった方は、自分に合った「正しい方法」を改めて探してみてください。

いずれにせよ、自分に合った「正しい方法」を見つけることが税理士試験に合格するためには必須になってきます。

それでは、税理士試験において、私の言う「正しい方法」とは一体何か?

「正しい方法」とは?

「正しい方法」とは、理にかなった試験対策となっていることです。理にかなった試験対策は、税理士試験に限らず、どんな試験にも共通して必要になってきます。

まずは、理にかなった試験対策をするためには、『相手の情報を知る』ことです。『相手の情報』は、航海で言うと、『目的地』です。目的地を設定しないと、少し進路がズレただけで到着できなくなります。ですから、まずは目的地がどの方角にあって、どんな形をしているのか、距離はどれくらいかなど『相手の情報を知る』必要があります。『相手の情報を知る』ことができると、次は戦略を練ることができます。戦略とは、『戦いを略す』ことで、戦いにおいて、一番効率的な方法を導き出すことです。

税理士試験の情報についても、試験時間、試験傾向、問題構成といった基本的な情報から、理にかなった戦略を組み立てることです。特に税法科目の理論の回答用紙は、罫線のみのA3の用紙を科目によっては10枚以上となっていてすべて記述式ですから、時間はかなり厳しいものとなっています。ですから、配点がくる可能性の高い部分を重点的に記憶しておく必要があります。そして、記憶したものを素早くアウトプットし記述する力を付けなければなりません。

まとめると、『配点のくる可能性のある個所を重点的に記憶し、素早くアウトプットするための勉強法』が必要になってきますね。当ブログで紹介する『理論暗記法』は、重要な結論、配点がくる可能性のある文言から、重点的に記憶する勉強法なので理にかなった試験対策となっていると言えます。

結論として、当ブログでは、税理士試験の理論暗記について、「正しい方法」は『理論暗記法』ということとなります。

努力をするということ

『努力をする』ということは、漠然としています。ただ、勉強時間を増やすことだけが努力というわけではありません。圧倒的な量をこなす人は努力と言えるのかもしれませんが・・・。努力にもコツがいるのです。私なりに努力について説明しますと、努力は「継続すること」です。

「継続は力なり」というように、イチローが自分に合った正しい方法で継続して練習に励んだので、すばらしい成果を残したように、努力を別の言葉で表すと「継続すること」が一番当てはまります。

継続するためには、モチベーション、体調管理が大切になってきます。『勉強のモチベーションの維持』についても以前記事にしましたので参考までにご覧ください。モチベーション、つまり、やる気がなくなると継続できなくなります。勉強を継続するためには、モチベーションは欠かせません。また、体調を崩してしまっても、勉強を継続できなくなります。ですから、体調管理も欠かせなくなってきます。

「正しい方法で努力をすること」を式にしてみたところ・・・

「正しい方法で努力をすること」を式にすると、非常に解りやすくなります。


私たちが得たいのは『最大の成果』です。

最大の成果を得るためには、正しい方法で努力をしなければなりませんから、①の式で表すことができます。

努力は、継続を意味し、継続はモチベーションの維持と体調管理から成り立つので、②の式で表すことができます。

①『最大の成果』=『正しい方法』×『努力』

②『努力』=『継続』=『モチベーションの維持×体調管理』

②の『努力』を①の『努力』に代入すると、

『最大の成果』=『正しい方法』×『モチベーションの維持』×『体調管理』

となります。

順番を入れ替えると、

『最大の成果』=『モチベーションの維持』×『正しい方法』×『体調管理』

となります。


勘の良い方はお気付きかもしれませんが、『モチベーションの維持』は『心』、『正しい方法』は『技』、『体調管理』は『体』です。

昔の人の格言ってやっぱり凄いですね(^^)

まとめますと、最大の成果である税理士試験に合格するためには、この『心技体』を整えることが必要であると言えます

理論だけですが、皆様はこの3つのうちの『技』である『正しい方法』をこの記事で手に入れたこととなります。

『正しい方法』は『理論暗記法』です。

「正しい方法で努力をすること」を言い換えると、「理論暗記法を継続すること」となります。

『理論暗記法』を継続することで、税理士試験の合格にグッと近づくことでしょう。

税理士試験の勉強において注意すべきこと

税理士試験本番についても、税理士試験の学習・勉強時においても、共通して注意すべきこととなりますが、完璧主義者にならないことです。税理士試験の理論暗記を完璧に隅から隅まできっちり覚えることは費用対効果が良くありません。税法の中に出てくる、句読点の有無や、「場合には」と「場合においては」の違いなど・・・。採点者の立場を考えると、そういった細かい部分よりも、「重要な文言」が入っているかの方が大切なはずです。

文中に出てくる文言の重要度に強弱をつけて暗記した方が良いです。『理論暗記法』は、目次から暗記し、大切な結論部分の述語から暗記しますので、とても理にかなっています。述語を暗記したら、主語、目的語など文章の骨格となる部分から暗記します。『理論暗記法』の細かい勉強法については、相続税法になりますが、実際に私も実践し記事にしていきますので参考にしてください。

また、税理士試験本番についても、完璧主義者は不利になります。非常に厳しい限られた時間で税法をアウトプットしなければならないので、点数の来ない細かいところを思い出している時間はありません。

であるならば、勉強する際にそもそも配点の来ない箇所を一生懸命時間を割いて覚えること、試験中に配点の来ない箇所に時間をかけて思い出すことにほとんど価値はありません

税理士試験の学習・試験において、完璧主義者にならないようにし、重要な箇所を『理論暗記法』で繰り返し暗記しましょう。

税理士試験の勉強時間の目安

税理士試験の学習に際し、モチベーション、勉強法、体調管理はとても重要です。同時に自分に合った勉強の計画を立てることも大切です。はじめは、『毎日夜10時から1時間勉強する』といった感じで勉強を始めるのも問題ないのですが、自分の受ける受験科目に必要な勉強時間の目安は把握しておくことが必要です。残された時間と科目によっては、1日1時間では全然足りない場合もあります。税理士試験の勉強時間の目安について別記事でまとめていますので参考までによろしければご覧ください。

税理士試験の効率的な勉強法・コツ【理論暗記法】~まとめ~

税理士試験は、理論暗記が難しいということでした。

理論暗記をする際は、目次から暗記をし、本文は結論から覚える勉強法の『理論暗記法』がおすすめです。

難しい文章を暗記する際、先頭から暗記する勉強法よりも結論から暗記する勉強法の方が効率的であるということでした。

また、税理士試験において、注意すべき点は、完璧主義者にならないことです。完璧主義者になってしまいますと、勉強時も試験時も配点のこないところで時間を奪われてしまうからです。

以上が、税理士試験の学習には欠かせない『理論暗記法』と税理士試験に合格するための理にかなった方法です。

私は相続税法を勉強していきますが、相続税法以外にも、税理士試験以外にも使える勉強法ですので、その他の税法科目を受験される方も是非是非参考にしてください。

皆様のお役に立てれば幸いです。

今日は。ここまで。

それではまた(^^)/

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