突然ですが、バスケットボールでパスを回している次の動画の中で、
白いシャツを着た人たちは何回パスを回したか皆様はわかりますか?
黒い服を着た人たちもパスを回しているので、
数えるのが難しいかと思います。
良いですか?
『黒いシャツ』のチームのパスの回数ではなくて、
『白いシャツ』を着た人たちが何回パスをしたか、数えられますか?
動画は1分程度ですので、気軽に挑戦してみてください。
数えられましたでしょうか?
集中していなければ、なかなか難しいかと思います。
白いシャツを着た人たちは、
パスを13回回していました!
見事、正解されたかと思います。
ですが、再度動画を見てみると、
熊の着ぐるみを着た人がムーンウォークをしているのに
気付きましたでしょうか?
カクテルパーティ効果との関係
カクテルパーティ効果とは、自分が知っていることや興味を抱いていることは自然と目や耳に入ってくるという効果のことです。
以前の「カクテルパーティ効果で2人の距離がグッと近くなる秘密とは!?」の記事でカクテルパーティ効果については詳しく説明していますので参考までにどうぞ。
カクテルパーティ効果はその人の潜在的、顕在的を問わず、
意識にあるものがその人の脳の中で優先順位が高くなります。
今回の動画のように『白いシャツ』の人に対する意識が非常に高くなることで、
それ以外の意識は希薄になってしまいます。
カクテルパーティ効果は普段の生活の中でたくさん存在します。
カクテルパーティ効果で意識にある部分だけ自然に強調され、意識にない部分は認識されないことは、
多くの危険をはらんでいるということを理解しておいてください。
たとえば、
- 車の運転で、近くのものに集中していると遠くの危険に気付かない(その逆も)。
- バスケットやサッカーでボールに意識が集中し、マークを外してしまう。
- FXの手法の過去検証であたかも勝っているように思えてしまうこと。(後日記事作成予定)
などなど。
ジャンルを問わず、カクテルパーティ効果はさまざまな場面で起きています。
意識にないものを意識的に把握することで、ある程度回避はできるので、
カクテルパーティ効果というものが常に身の回りに存在しているということを理解しておくことは大切です。
まとめ
今回は、簡単な動画を見ていただいて、
カクテルパーティ効果を実感していただいたかと思います。
このカクテルパーティ効果は常に私たちの身の回りに存在しているので
場合によっては、注意が必要です。
注意とは、「意識にないもの」を意識してみるということです。
ちなみに、今回の動画につきましては、
私は全く気付きませんでした(;´・ω・)
それでは、また!