【FX基礎知識】リスク管理について~重大なリスク~

FXで稼ぐために必要な知識

FXのリスク管理についてまとめていきます。

まずはFXでトレードをする際に想定しておくべき重大なリスクについてです。

一般的には、金利変動リスク、為替相場の変動リスク、流動性のリスク、システム障害のリスク、取引業者破綻(はたん)のリスクがあると言われていて、これらのリスクは最低限知っておかなければなりませんが、私なりに注意すべきリスクは2つです。

  • FXが簡単であると思ってしまうことによるリスク
  • 適当な資金管理で破産するリスク

FXが簡単であると思うことは非常に危険

becareful

FXが簡単であると思うことは非常に危険です。

確かにパソコンとインターネット環境さえあれば取引できてしまい、偶然、利益が出たら、こんな楽な仕事はないと思うかもしれません。

ですが、そういう人は大体相場から退場させられています。

FXが簡単であると思うとどんなリスクが待ち構えているでしょう?

FXで全体資金をすべて溶かすリスク

FXが簡単だと思うと調子に乗ってハイレバレッジで取引することとなります。

もちろん運良く大勝ちすることもあるかもしれませんが、長くは続きません。

いずれ、全体資金をすべて溶かし、破産をするでしょう。

高額商材に手を出すリスク

FXが簡単とまでは言わないが、1割程度の人が生計を立てていることができていると思うと、数万~数十万、ひどいものは数百万もの高額商材の購入や高額セミナーに参加をすることとなります。

確かに、資金に余裕がある人であれば、試しに商材やセミナーに投資をしてみるのも良いでしょう。

すごく運が良ければ優良な商材に巡り合えるかもしれません。(あくまで自己責任で(;’∀’))

ですが、実際にFXで生計を立てられていない人が高額商材や高額セミナーを販売し、それに対し投資をするのはいかがなものでしょうか?

なぜ、こういった人は高額で販売するのか?ざっくりと説明しますが、結局のところ販売者が生計を立てられるほど勝てているのかどうか判らないので高額で販売する意味を考えるのはほとんど意味がありません。

購入者(購入検討含む。)側の言い分は、「FXで成功していれば商材作るなんて面倒な作業はしないはずなので、FXで成功をしていないから高額商材で儲けているのではないか?」ということです。

これは、ごもっとも。

販売者側の言い分は、「価値ある情報なのであるから、それなりの値段するのは当たり前。」、「高額な料金を払うことでFXに本気になれるから、あえて高額にしている。」、「また、収入源はポートフォリオを組むように収入源も複数作っておくとより安心であるから高額にしている。」などです。

これも、ごもっとも。

あれ?双方の意見両方ともごもっともになりましたけれども(;’∀’)

つまり、この議論において重要なのは、「販売者側が勝てているのかどうか。」です。

勝てているのであれば、販売者側の言い分は正しくなりますし、勝てていないのであれば購入者側の言い分が正しくなります。

ですが、それを調べる術はありますか?

今ではパソコンで画像を加工できる時代なので、実際のところ、販売者側が勝てているのか判断するのが非常に難しいです。(ほとんどの場合は無理です。)

調べる術はほぼありません。

SkypeなどでLIVEで年間通して勝てているのがわかれば信憑性はでてきますが、LIVEで販売者とやり取りできるようになるには、大抵既に高額商品を購入している場合のみです。

こんな不透明なのに、それでも情報商材などの説得力があるのは、売り方(心理的に買いたくなる広告、セールスレター)が上手だからです。

「小学生でも勝てる!、超簡単!、月収100万!、誰でもできる!・・・etc」こんな言葉に騙されないでください。

そうだと思って買っても、知識はつくかもしれませんが、簡単に勝てるようにはなりません。

FXが簡単であると言っている人はまず信用しないようにしましょう。

もう一度、強く言っておきます。

FXで勝ち続けることは非常に難しいです!!!

FXで簡単に生計が立てられると思うことで、勝てない高額商材に手を出しやすくなります。

1つ1つの取引が適当になるリスク

sijou

FXが簡単だと思うことで1つ1つの取引が適当になります。

そうなると、勝つために必要な繊細な作業もできなくなります。

正しいエントリーポイントを待つことや、トレード日記をつけることや、トレードの反省をすることや、トレードをまとめて勝率と損益率を検証すること・・・etc、を怠ります。

FXの世界は、常に勝率と損益率と投下資金割合を意識しなければならない繊細な取引なので難しいのです。

FXでは資金管理が非常に大事

FXでは資金管理が非常に大切です。

これが適当になると、すぐに相場から退場させられます。

資金管理とは?

資金管理とは、全体資金のどのくらいの割合を1回の取引の許容損失としてリスクにさらすかということです。

たとえば、全体資金の100%を1回の取引の許容損失とし、何回も続けていくと、勝率が100%でない限り、破産する確率は100%となります。

勝率100%なんて手法はまず存在しませんので、100%破産します。1回でも負ければ破産ですから。

つまり、その手法の勝率と損益率にも関わってきますが、高すぎる許容損失割合は、破産確率も高くなってしまいます。

私が読んだ書籍「高勝率トレード学のススメ 著 マーセル・リンク」では、1回の取引の許容損失額は全体資金の2%~5%までにするべきであると言っていますが、結局のところ、破産確率を計算してゼロとなれば、5%を超えても問題ありません。

はじめの検証期間は1回の取引の許容損失額を全体資金の1%未満で行うべきです。私の場合は0.1%で検証していました。

そして、50回(「高勝率トレード学のススメ 著 マーセル・リンク」では30回と書かれています。)程、同じ手法での取引をして、勝率、損益率を出せたら破産確率を計算すると良いでしょう。

破産確率の計算は難しいので、実際は計算しなくても便利なバルサラの破産確率表を参考にすればよいかと思います。

破産確率はバルサラの破産確率表が参考になりますので、後日、紹介します。

FXのリスクについて~まとめ~

risk

はじめにFXのリスクは、金利変動リスク、為替相場の変動リスク、流動性のリスク、システム障害のリスク、取引業者破綻(はたん)のリスクがあると言いましたが、どれも知らなくてはいけません。

ですが、もっとも重要視すべきリスクは今日まとめた2点です。

  • FXが簡単だと思ってしまうことによるリスク
  • 適当な資金管理で破産するリスク

1つ目のリスクについて理解していれば、自ら勉強し、2つ目の資金管理がいかに大切かわかります。

その他のシステム障害や取引業者破綻のリスクは、大手のFX会社で口座を開設すれば、そんなに問題は起きないでしょう。

ここで紹介しきれないリスクもたくさんありますし、個人によってもリスクは異なってきますので、みなさんリスク管理をできるように、常日頃からリスクについては考えるようにしてください。

そして、再度、大切なので言いますが、FXは非常に難しいです。

自分の頭の良さに自信がある大学生や数学が得意な人もいますし、超一流企業に就職した人も生計を立てられるほど勝てていません。

さらに、一通り市販で売られている書籍をすべて読破した人や、高額な商材を購入されている人やFXの手法を商材で売り出している人ですら、FXで生計を立てられていない人が多いのが現実です。

そんな世界であなたがFXで生計を立てることができるようになるにはどうすればよいでしょうか?

あくまで私の想定ですが、FXで生計を立てることができるようになる人は、普通の人の何倍も努力をして検証を重ねて、失敗をし、そこから反省をする、という作業を繰り返せる人か、もしくは、本当に勝っている人に教わっている人だと思います。

ですが、本当に勝っている人は非常に少ないので、誰が本当に勝っているかもネットではわかりません。

本当に勝っている人を探すのは費用対効果が悪いです。

身近な人でいれば聞いて教えてもらえれば早いですね!

まずは、FXで生計を立てたいのであれば、FXが簡単であるという概念を捨てて本気で勉強しましょう!

それでは。また(^^)/

タイトルとURLをコピーしました