英語の方が文章を理解しやすいって、皆様は感じたことはありますか?
英語を全く読めない方にとっては愚問となってしまいますが、
実は、先日、私が偶然英語の方が理解しやすいと感じることがありました。
それは、『マーガリンは危険!?嘘?本当?』の記事を作る上で、
アメリカの心臓協会の文章を英語で読む機会がありました。
その中の一部を抜粋して、ご紹介したいと思います。
本当に英語の方が理解しやすいのか?
本当に英語の方が理解しやすいのか?
まずは、実際に体験してみてください。
次の日本文を読んでください。
トランス脂肪酸の特徴についての例文です。
①『食品に含まれるトランス脂肪酸には、自然に生成されるトランス脂肪酸と人工的に作られるトランス脂肪酸の2つのタイプがあります。』
この短さなら問題ないでしょうが、
これが英文では、
どういった文章構成になるかというと、
②『2つのタイプがあります、食品に含まれるトランス脂肪酸には。自然に生成されるものと人工的に作られるものです。』
どちらが解りやすいですか?
別の聞き方をします。
「トランス脂肪酸の特徴について、
知っていることを述べてください。」
と言われた場合、
①と②どちらの文章の方が記憶に残りやすいですか?
もう勘の良い方はお気付きかもしれませんが、
②の方が記憶に残りやすいです。
それは、文章で一番大切な述語が先に来るからです。
述語とは動作を表す言葉です。
一番重要なストーリーの結果部分です。
先程の例で言うと、『2つのタイプがあります』が結果に相当します。
①で『食品に含まれるトランス脂肪酸には、自然に生成されるトランス脂肪酸と人工的に作られる・・・』
といったように、記憶が途中で途切れてしまった場合、
何が言いたかったのかわかりません。
②で『2つのタイプがあります、食品に含まれるトランス脂肪酸には。自然に生成・・・』
といったように、記憶が途中で途切れてしまっても、
何が言いたいか解ります。
つまり、英文は重要な情報が先に来るような構成になっているので、
英語の方が文章を理解しやすいのです。
実際に一緒に英文を読んでみましょう
もちろん、
アルファベットが読めない、英語の単語の意味を全く知らなければ、
日本語の方が理解しやすいのは当たり前です。
ですが、英語がわからない方も先ほどの例となった文章を英語で読んでみましょう。
- Trans Fats:トランス脂肪酸
- Naturally-occurring trans fats:自然に生成されるトランス脂肪酸
- artificial trans fats:人工的に作られるトランス脂肪酸
『There are two broad types of trans fats found in foods: naturally-occurring and artificial trans fats.』
単語毎に直訳すると、
『あります 大きく2つのタイプのトランス脂肪酸 食品に含まれる 自然に 生成されるもの と 人工的な トランス脂肪酸に。』
確かに結論部分が最初に来ていますね(^^)
まとめ
英語の方が結論が先に解るので理解しやすい文章構成となっています。
結論が解っているストーリーを読む方が、途中の件(くだり)も解りやすくなります。
良い例が『水戸黄門』です。
最後は、『この紋所が目に入らぬか!控えろーい!』と、
悪人をこらしめて、ハッピーエンドとなり、
非常にわかりやすいストーリーとなっていますね。
結論がわかると途中の件も理解しやすいです(^^)
この英語の特徴を利用して今後は相続税法の理論暗記にも取り入れていきたいと思います。
今日は。ここまで。
それではまた(^^)/