安倍首相も使っている『忖度(そんたく)』の意味を知っているかい!?

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安倍首相も使っている『忖度(そんたく)』という意味が流行っています。『忖度』とは一体どんな意味なのでしょうか?

広辞苑の意味の『忖度(そんたく)』

広辞苑では『忖度』とは、『他人の気持ちをおしはかること。』とあります。他人の気持ちをおしはかるとはどんなシーンで使われるのでしょうか?

たとえば、「彼女の心中を忖度する。」や「そんなに忖度する必要はない。」などといった使い方になります。『察する』に近い意味ですが、『察する』よりもより詳細なイメージですね。

『忖度』の『忖』は、『心』を『寸』はかるという文字から成り立っており、『度』もはかるという意味があります。心をいろいろな側面からはかるといういことです。

『忖度』と一緒に出てくるのは、『斟酌(しんしゃく)』という言葉がありますが、『斟酌』と『忖度』とはどういった違いがあるのでしょうか?

『忖度』と『斟酌』の意味の違いとは?

『斟酌(しんしゃく)』とは、『あれこれ見計らって手加減すること。』です。『斟酌』は、「相手の気持ちを斟酌する。」といったような使い方をします。平たくいうと、『くみとる』ということです。

『忖度』との違いは、『忖度』はしっかりと相手の意図をはかるイメージですが、『斟酌』は気持ちをくみとるということで、より相手に寄り添っているイメージです。

たとえば、「仕事で上司の意向を忖度して、先に準備をしておく。」という使い方は合っていますが、「仕事で上司の意向を斟酌して、先に準備をしておく。」はあまり適切ではありません。

また、「彼女の今の気持ちを忖度して、慰める。」という使い方は間違っていませんが、「彼女の今の気持ちを斟酌して、慰める。」の方がより彼女に寄り添っているイメージで適切ですね。『忖度』は理性で機械的な社交辞令的なイメージですが、『斟酌』は感性で人間的なイメージがありますね。

まとめ

今流行の『忖度』の意味を理解できましたでしょうか?間違った使い方をしないように正しい理解をしておきましょう。他人が間違えたときは、その人の心中を忖度して、適切な言葉のチョイスで教えられるととてもかっこいいですね。

今日はここまで。それではまた(^^)/

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